会社を良くする手段としてM&Aを選んだ。足りない部分を補ってくれる技術承継機構に魅力を感じた。
Q.どのような経緯で譲渡を決断したのでしょうか。
Q.M&Aに対する不安はなかったですか。
私が信頼している友人からM&Aアドバイザーを紹介してもらい、そこから技術承継機構と出会ったので特に不安はありませんでした。譲渡までの過程も、実際に初めて出会ってからクロージングまで半年ほどでトラブルもなく、スムーズに完了しました。取引銀行は最初、会社も成長して利益も出ているのになぜという反応でしたが、しっかりと譲渡を決断した流れを説明したところ、すぐに納得していただきました。
Q.どのような理由から技術承継機構を選んだのでしょうか。
また、技術承継機構のミッションの一つである「再譲渡は行いません」というコンセプトにも安心ができました。私自身は新居社長と同じ歳であり、技術承継機構のメンバーも年齢が近い方ばかりだったのも気心が知れて良かったと感じています。そして、優秀な同年代の方々と一緒に仕事ができるというのはなかなかない機会ですので、M&Aを通してそれが実現できるというのは非常に魅力的でした。
相談できる仲間が出来た感覚。自由に楽しくやらせてもらっている。
Q. M&A後、会社にどのような変化がありましたか。
会社の買収によって組織が大きく変わるというのが元々のM&Aのイメージでしたが、実際は全然違いました。M&A後も私はそのまま代表取締役社長として継続しているので、私自身の業務には特に大きな変化はなく、自由にやらせてもらっています。また、これまでは重要な決断が必要な場面もすべて1人で判断していましたが、今後は相談に乗ってもらえる仲間がいるというのが非常に心強いと感じています。技術承継機構のメンバーは非常に前向きで、まあまあ無茶な相談も否定せず相談にのってくれるため、僕自身も楽しくやらせてもらってます。譲受後は初日から、当社のすべての工場の従業員一人ひとりと技術承継機構のメンバーが個別面談をしてくれて、改めて私も知らなかった従業員の意見を聞くことができました。その課題感から、弊社向けのオーダーメイドの人事評価制度の作成~運営まで伴走してもらい、離職率も下がったと感じています。M&A前には新規の採用が難しかったことや、離職者も一定数いたことで、人材不足の課題を抱えていましたが、採用活動も技術承継機構に支援をしてもらい、1年間で10名以上採用ができました。
譲渡から1年半ほど経ちましたが、会社の成長に合わせた組織体制が早速できてきたと実感しています。
Q.同じような悩みを抱え、M&Aを検討しているオーナーに伝えたいことはありますか。